学校は何もしてくれないのか。

私は、パニック障害だったこともあり、式典や自由にできない(逃げられない環境)ところがとても苦手でした。


担任にその旨を相談したところ、色々そういうところは対処してくれました。

教室は入り口近くにしてくれたり、式典でも後ろの席にしてくれたり、と。


保健室で度々休んだりしていたこともありましたが、担任が顔を見にきてくれて、色々私に話し掛けてくれました。(申し訳ないのですが、内容はあまり覚えていません。)


ただ、一つ覚えていることがあって、

「ハルは人が怖い訳じゃない。これは良かった。」

と担任は私に言いました。

何故かはよく分かりませんが、私はずっと今でもその言葉が心に引っかかっています。


私がもしも対人恐怖が強かったら、何て言葉を掛けるのかな、そんなことを思ったりもしたからかもしれません。


私は担任と合わないなと感じていてあまり信用していなかったので、相談できませんでした。

というか、私は人に頼ってきたことが今まで殆ど無かった気がするのです。


中学までだって、"先生"という存在が嫌いで、勉強で質問をしたことは一度も無いし、悩みを相談したこともありませんでした。


そんな私の性格もあって、不登校になってからも誰にも上手く自分の気持ちを伝えられず、自分ばかり責め続け、通信制の高校に転入するのも結構急に決めた、みたいな印象を学校には持たれていたみたいでした。


教師という仕事は忙しいし、教師だって人間だし、上手く対応してくれる人もいれば、そうでない人も居ると思います。





私が不登校になった高校に、5年後、弟が通うようになりました。

私は自分で言うのも本当アレなのですが、中学まで優秀だったので、中学の先生が色々高校に言ったりしているところもあったみたいで。

(勿論、私だけではなく、優秀だった人が高校で不登校になるケースが結構多かったせいらしいのですが)


弟が通う頃には、赤点2つ取ったら留年とか堂々と言われたり、点数上位のメンバーを張り出したり、課題をやってこないとブラックリスト載りで人権が無くなるみたいなことは減ったらしいです。スマホを取り上げられることも無くなったようです。


まあそれでも、弟の学年でも不登校の人は結構いたみたいで、どういう対応をしていたのかは正直分かりません。


具体的にこうして欲しい、と言えて、具体的に問題点が見えれば不登校は解決するかもしれません。

しかし、抱えている問題は複合的に絡み合っているケースが多いので、学校も対応に悩むことが多いのだろうと思います。


私は今だから言えますが、わがままでもなんでも良いから言ってみたもん勝ちだと思います。

ドラマで逃げるは恥だが役に立つというものが流行りましたが、その通りだと思うのです。


賢く生きていきましょう。